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【岡山の社労士が解説!】令和5年度厚生労働省予算概算要求から読み解く!2023年度の労働環境と助成金動向

岡山中央社会保険労務士法人では、岡山・倉敷を中心に労務問題対応、就業規則作成、採用定着支援、助成金の提案、情報提供など人事労務分野の各テーマ別ノウハウに基づいてご支援をさせていただいております。

 

令和5年度厚生労働省予算「成長と分配の好循環に向けた「人への投資」」を読み解く!

先日衆議院にて、令和5年度の厚⽣労働省予算概算要求が通過しました。

Ⅰ.コロナ禍からの経済社会活動の回復を支える保健・医療・介護の構築

Ⅱ.成長と分配の好循環に向けた「人への投資」

Ⅲ.安心できる暮らしと包摂社会の実現

この3本の柱に沿った取り組みが行われていくことになります。

我々社労士、そして、雇用側の事業主や実務担当者にも影響の出てくるのが重点要求の2本目の柱「Ⅱ.成長と分配の好循環に向けた「人への投資」」です。

こちらのトピックを以下に引用しご紹介します。

Ⅱ.成⻑と分配の好循環に向けた「⼈への投資」

 

<⼈への投資パッケージ、円滑な労働移動の推進等>

◆人への投資パッケージ

◆円滑な労働移動、人材確保の支援

 

<多様な⼈材の活躍促進>

◆⼥性の活躍促進

◆高齢者の就労・社会参加の促進

◆障害者の就労促進

◆外国人に対する支援

◆就職氷河期世代、若年者・新規学卒者の支援

 

<多様な働き方への⽀援、 最低賃⾦・賃⾦の引上げに向けた事業者への⽀援、労働者・フリーランスの働く環境の整備等>

◆多様な働き方の実現

◆働き方改革の推進、ハラスメント対策

◆最低賃⾦・賃⾦の引上げに向けた生産性向上等の推進、非正規雇用労働者への支援、雇用形態に関わらない公正な待遇の確保、労働者・フリーランスの働く環境の整備

◆看護、介護、障害福祉の現場で働く方々の処遇改善の引き続きの実施

 

「⼈への投資パッケージ」から読み解く、令和5年度助成金動向!

◆⼈への投資パッケージ【1,101億円(1,019億円)※】
・人材開発支援助成⾦による企業におけるデジタル人材等の育成の推進
・キャリアアップ助成⾦による正社員化の推進
・専門実践教育訓練給付の充実及び支援の拡充
・受講者の特性に対応した新たな教育訓練手法のコンテスト方式による選定、開発・試⾏
・学び直しを後押しするキャリアコンサルティング機能を拡充したキャリア形成・学び直し支援センター(仮称)の整備
・産業雇用安定助成⾦による在籍型出向を活用したスキルアップ支援の新設
・特定求職者雇用開発助成⾦による成⻑分野への労働移動の円滑化支援 等

「人への投資」の支援策の拡充に伴い、「⼈への投資パッケージ」においては予算を増やしています。

※()の金額は令和4年度概算要求額です。

 

令和5年度の助成金動向としても以下の情報が入ってきています。

 

1.キャリアアップ助成金正社員化コースの見直し(人材開発支援助成金に係る訓練終了加算措置)

「人への投資」の支援策の拡充に伴い、訓練終了加算措置も令和9年3月31日まで延長される予定です。

 

2.人材開発支援助成金のコースの統廃合

人材育成支援コース助成金にコース名を変更、助成金設置期限も令和8年度まで延長予定です。

 

ここ数年では、訓練関係の助成金の要件が厳しく、利用しにくい内容だったのですが、

「人への投資」の支援策の拡充に伴い、要件緩和の見通しもあります。

2023年4月以降に情報が解禁されたら実務的に利用可能かも含めて内容に関しては十分精査していく段階であります。

 

 

「円滑な労働移動、⼈材確保の⽀援」から読み解く、令和5年度テーマはリスキリング!

◆円滑な労働移動、⼈材確保の⽀援 【524億円(460億円)】
・産業雇用安定助成⾦による在籍型出向を活用したスキルアップ支援の新設(再掲)
・ハローワークの専門窓⼝(人材確保対策コーナー)での就職支援の強化
・都市部から地方への移住を伴う地域を越えた再就職等への支援
・資格取得コースや企業実習付きコースの委託費等の上乗せによるデジタル分野の職業訓練コースの設定等の推進
・介護の仕事の魅⼒発信、介護分野における外国人材の受入環境整備 等

ここでのテーマはリスキリングです。

リスキリングとは「新しい仕事・職務に移行するためのスキル習得」のことで、主に企業の人材戦略の一つとして人事労務関連の重要ワードになっています。

他国では個人が転職のためにリスキリングする傾向がありますが、日本版のリスキリングでは企業が従業員に必要なスキルを身に付けされる需要があり、
国や企業をあげたリスキリングの取り組みが始まっています。

中小企業では、費用面からリスキリングを外部委託するのは難しい場合が多いとおもいますが、助成金などの活用でリスキリングをはかりたいです。

 

 

「働き方改革の推進、ハラスメント対策」から読み解く、令和5年度人事労務の重点対応事項!

◆働き方改革の推進、ハラスメント対策 【195億円(168億円)】
・時間外労働の上限規制の適用猶予事業・業務への労働時間短縮等に向けた支援
・働き方改革推進支援センターによる働き方改革に関する相談支援
・ワーク・ライフ・バランスを促進する休暇制度・就業形態の普及
・働く人のワークエンゲージメントの向上に向けた支援
・職場におけるハラスメント(就活ハラスメント、カスタマーハラスメントを含む)撲滅のための事例収集、周知・啓発、相談支援 等

令和5年度、企業にとって重要な課題の1つは、働き方改革とハラスメント対策で、人事労務部門が取り組むべき重点対応事項といえます。

働き方改革は、働く人々がより働きやすい環境を実現するための施策です。

これには、長時間労働の是正、柔軟な働き方の導入、労働時間の削減、ストレスチェックの実施などが含まれます。

人事労務部門は、これらの施策を企業内に浸透させるために、従業員や管理職に対して適切な情報提供や教育を行うことが必要です。

また、働き方改革が進む中で、業務の効率化や生産性の向上にもつながることがあるため、人事労務部門は、生産性向上につながる施策も検討し、実行する必要があります。

 

次に、ハラスメント対策についてです。

ハラスメントは、社員同士のトラブルや上司と部下の間の問題など、さまざまな形で現れます。

ハラスメントを放置すると、従業員の健康や仕事のモチベーションに影響を与えるだけでなく、企業の信頼性や社会的評価にも影響を与える可能性があります。

人事労務部門は、ハラスメント対策について従業員に対して啓発することが必要です。

また、ハラスメントが発生した場合には、適切な対応策を講じることが求められます。

こうした対応策として、従業員が相談できる窓口を設けたり、ハラスメントの事実確認や原因究明、再発防止策を策定したりすることが挙げられます。

 

 

まとめ

どれも目新しいトピックというよりは、従来の取り組みを継続する印象ではあります。

その中でも、今回のコラムで取り上げたトピックにおいては、令和4年度と比べても予算が増えおります。

これらは、「人への投資」政策の中でも特に重点を置いているといえるのではないでしょうか。

 

 

資料を詳しく見てみたい方は、厚生労働省のホームページをご覧ください。

出展:令和5年度厚生労働省所管予算概算要求関係

 

令和5年度の助成金情報について

令和5年度の助成金情報については、弊社の助成金情報専門サイト(岡山・倉敷助成金申請サポートセンター)でもご紹介しています。

2023年4月以降に情報が解禁され次第、随時更新予定ですので、ぜひこちらもご覧ください。

 

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