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【人事労務コラム】岡山県の最低賃金2026!目安は+56円、時給1,103円へ|社労士 岡山・倉敷

2026年(令和8年度)最低賃金の目安が示されました

令和8年度の最低賃金改定の「目安」が報道発表されました。

岡山県の目安は、時給56円の引き上げです。ただし、今回発表されたのは目安です。正式な決定ではありません。

今後、審議を経て決定されることになります。

また、発効日については前年度の岡山県は12月発効でしたが、今年度は国の方針(後ろ倒しの厳格化)により、本来のルールである『原則10月発効』へと早まる見込みです。

経営者は今のうちから、人件費増加の概算把握を始めましょう。

早めに着手すれば、10月に向けてスムーズに準備できます。

【参考資料】

令和8年度地域別最低賃金額改定の目安について(厚生労働省:令和8年7月28日報道発表)

令和7年度地方最低賃金審議会の審議結果を踏まえた論点と考え方の整理(厚生労働省:令和8年6月23日)

制度概要|「目安」とは何か

最低賃金には、毎年改定の目安を示す仕組みがあります。

まず、国の審議会(中央最低賃金審議会)が全国の目安を示します。

この目安は「答申」と呼ばれ、参考の数字です。まだ最終決定ではありません。

次に、各都道府県の審議会が、この目安をもとに地域の実情を検討します。

最後に、各都道府県労働局長が、地域別最低賃金額を正式に決定します。

令和8年度の目安(引き上げ額)

Aランク(東京・大阪など6都府県):54円

Bランク(岡山県を含む28道府県):56円

Cランク(13県):56円

岡山県はBランクに該当し、目安は56円の引き上げです。

今後の各都道府県の審議会によって、最終決定します。

自社への影響|岡山県の企業が確認すべきこと

岡山県の現在の最低賃金は、時給1,047円です(令和7年12月1日発効分)。

仮に目安どおり56円上がった場合、時給は1,103円程度になります。

これはあくまで試算です。正式な金額ではありません。

パート・アルバイトを雇っている企業ほど、影響が大きくなります。

特に、最低賃金に近い時給で雇用している場合は注意が必要です。

自社の時給が新しい金額を下回っていないか、確認する準備をしておきましょう。

実務対応・注意点|今から始めたい3つのこと

1. 人件費増加の概算を出す

まず、時給56円アップを仮定して、人件費の増加額を試算しましょう。

対象人数と労働時間をもとに、月間・年間の増加額を計算します。

概算があれば、資金繰りの見通しが立てやすくなります。

2. 賃金体系全体を見直す

最低賃金が上がると、既存の賃金バランスが崩れる場合があります。

パートの時給を上げた結果、正社員との差が縮まることもあります。

賃金表全体を見直すきっかけとして活用しましょう。

3. 業務改善助成金の活用を検討する

業務改善助成金は、賃上げと生産性向上を支援する制度です。

設備投資などを行い、賃金を一定額以上引き上げた企業が対象です。

ただし、注意点があります。

  • 事前の交付申請が必要です。申請前に設備投資を始めると対象外になる場合があります。
  • 対象となる企業の条件があります。誰でも使える制度ではありません。
  • 成果目標(賃金引き上げ額など)を達成する必要があります。

要件を満たせば活用できる場合があります。詳しい要件や申請の流れは、こちらのコラムをご確認ください。

よくある誤解

誤解1:「今日から岡山県の最低賃金が56円上がる」

→ 正しくは「目安」の発表です。決定・発効はこれからです。

誤解2:「全国どこでも同じ56円になる」

→ ランクや地域によって金額は異なります。最終的には都道府県ごとに決まります。

誤解3:「業務改善助成金は申請すれば必ずもらえる」

→ 対象条件と成果目標があります。事前申請などの手続きも必要です。

FAQ

Q1. 岡山県の最低賃金はいつから56円上がりますか?

まだ確定していません。今後、地方の審議会で審議され、都道府県労働局長が正式に決定します。今年度は国の方針転換もあり、例年通りの10月発効となる可能性が高まっています。

Q2. 「目安」と「決定」はどう違いますか?

目安は国が示す参考の数字です。決定は、都道府県ごとに正式に確定する金額です。目安と決定額が異なる場合もあります。

Q3. 岡山県以外の企業も影響がありますか?

はい。全都道府県で目安が示されています。自社が所在する都道府県の情報も確認しましょう。

Q4. 業務改善助成金はどの企業でも使えますか?

条件によって異なります。対象企業の条件や成果目標を満たす必要があります。詳しくはこちらのコラムでも解説しています。

Q5. 今、何から始めればよいですか?

まずは、目安をもとにした人件費増加の概算把握から始めましょう。あわせて、活用できる支援制度がないか確認することをおすすめします。

チェックリスト

  • 岡山県の目安(+56円)をもとに、人件費増加額を試算した
  • パート・アルバイトの時給が新しい金額を下回らないか確認した
  • 正社員とパートの賃金バランスを見直す予定を立てた
  • 業務改善助成金など、活用できる支援制度を確認した
  • 正式決定後、すぐ対応できるよう準備を進めている

まとめ

令和8年度の最低賃金改定は、現時点では「目安」の発表です。

岡山県の目安は56円の引き上げ、発効日については、原則どおりで決定した場合、10月発効となる見込みです。

正式決定はこれからですが、スケジュールが前倒しになることを見越して今から準備を始めることで、秋に向けて落ち着いて対応できます。

最低賃金対応の具体的な準備方法や、業務改善助成金の詳しい活用方法については、こちらのコラムで解説しています。

最低賃金の準備と業務改善助成金の活用について

自社の状況に応じた対応に不安がある場合は、お気軽にご相談ください。

 

 

 

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